2014-05-30

マンデラ 自由への長い道 Mandela: Long Walk to Freedom

おじいさんと草原の小学校のジャスティン・チャドウィック監督がネルソン・マンデラを映画化するというのは判る気がするけど、ディズニーがそれを配給するというのが不安だったけど、見終えてディズニー配給の枷がなんとなく判る気がした。

ネルソン・マンデラの半生を描いた作品はアパルトヘイトの南アで、「国が武力制圧するならば武装化する」とテロ活動に動いたマンデラが、1976年のソウェト蜂起を経て、終身刑から無条件で釈放され、「白人と同じ事を繰り返すのか」という持論から白人と黒人の共存社会を確立するまでの物語。

当時のフィルムを交えた作りは手堅く、マンデラの苦悩もよく判るけど、「HUNGER ハンガー」を見た後なので服役時の話はもっと過酷だったろうと思うし、白人と黒人の仲介に経つマンデラの話も掘り下げられていない。

結果、マンデラを知るに適した映画であり、マンデラがアフリカで絶大に尊敬される理由も判ったけど、白人を尊重したという見方も出来なくない作りがディズニー配給なんだろうなと想いもした。

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